なんぴんトレード改造(案)

さてさて、今更なんぴんトレードとは・・これの難しい所は、

1)買い足し、売り足しを行って買値を下げ(売りを上げ)とする所で、どこまで足していったらいいの?
2)買い足し方、売り足しの仕方は、どういった数量を投入していけばいい?
3)1)2)と絡むのですが、ロジックをかなり考え込まないと資金がかかり過ぎる。
4)なんぴんといいつつロスカットが必要そう?

ざっくりこんな所でしょうか。

これの改良方法について少し考えたので書いておきます。
(実は、この方法を上手く使うとなんぴんトレードを改造して通常トレードのロジックに変更も
 可能なんです。)

<<ここは前準備>>
(1)普通になんぴんトレードのEAを考えます。最初は3)4)については考えません。

(2)これでバックテストを行います。ここでEA内部になんぴんのLot数、1回の売買回数、トレード
   時間等を集計させるプログラムをしこんでおくと楽だと思います。

(3)上記結果を集計して、一まとまりのLot数、トレード回数等を解析します。するとそのEAで必要な
   最大Lot数、最大売買回数等がわかります。

<<目的のEA作成>>
上記、前準備の解析を見て、資金を考えなければOKってなっていればまずは最初の段階をクリアです。
資金なんか余裕、ってなればこれでEAは完成・・・・っておい!

世の中そんなに甘くはなく、大抵はとんでもない資金が必要なのがわかります。
ここからが、ポイントです。上記解析結果を見ると・・最大までの最初の方のトレードをバーチャル
トレードにしておいたらどうでしょう? つまり目的の資金で収まる回数目から実際のトレード
をする訳です。(なんぴんの買い(売り)足しの何回目からか実際のトレード) で決済は。。。
本来最初のバーチャルトレードを含めた決済ポイントでも良く、最初のバーチャルトレード分は
含まない決済でも良いと思います。当然最初のバーチャルトレード分を入れて考えた方が
利益は上がるのですが・・・。 

ただこれでもなんぴんの難しさが無くなった訳では無く、最初に見たデータでは上手くいきそうな
EAというだけで、なんぴんトレードの欠点は残りますが、少なくとも最初に書いたEAよりましな
EAになっている確率は高いです。ただこれはエントリーポイントも極端に減ってしまうので、いい
のかどうかはわかりませんが、取り合えずの案という事で。
#ここで最初は最大取引回数付近で1回にしておけば、普通の取引ロジックになります。

今回はこれでおしまい。